一般社団法人 日本ガスケアプローチ協会

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研修会について

ガスケアプローチ研修会について

日本ガスケアプローチ協会では専門職種を対象とした研修会を定期的に開催します。

ガスケアプローチ研修会の大きな特徴は、自分自身の身体感覚を通して姿勢や呼吸、ペリネの収縮や骨盤の動きなどの微妙な感覚を感じとり、そこに機能解剖学的知識やガスケアプローチの基本概念を結び付けて体得していくという教授法にあります。そのため、1回の研修会受講ですべてが理解できるという類のものではなく、同じ研修内容を繰り返し学んでいく過程で、自分自身の知覚が徐々に研ぎ澄まされ、筋肉の状態もアップしていき、そうした知覚的、身体的な変化があってはじめてより深い学びにつながり、個々の学びの度合いが具体的実践に反映されていくのです。

ガスケアプローチ研修会では、受講者の数を15名以内の少人数に制限して研修会を実施します。少人数制にすることで、受講者一人一人の姿勢や体形、動きなど細かい点を講師がチェックしながら研修を進めていき、最も効果的にガスケアプローチを習得していけるよう体系だった指導が行われます。

フランス・ガスケアプローチ協会では医師、助産師、理学療法士だけでなく、医療チーム全体を対象にしたコースやスポーツトレーナー、ダンス指導者、ヨガトレーナーなどさまざまな職種を対象にした研修会を開催しています。

日本ガスケアプローチ協会では、今後、日仏間の医療の枠組みや諸制度の違い等を検討し、フランス側の協力も得ながら、フランスと同じように多様な職種を対象とした研修会を開催できる方向での発展を考えています。そのため作業に多少時間を要しますが、皆さんのご期待に沿えるよう努めてまいる所存です。

日本ガスケアプローチ協会主催研修コース一覧

研修コース一覧

※研修会受講料は為替等により変動することがあります

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周産期研修

医師・助産師を対象としたコースでは、生理的な分娩を中心にしたペリネの保護や産後のケアについて学びます。
「生理的な分娩」とは、身体に備わった生理的・機能的なメカニズムが効果的に作用して起こる分娩です。ガスケアプローチではバイオメカニズムの観点から生理的な分娩を分析し、その働きを尊重しそれを最大限に生かせるようケアすることで、ペリネへのダメージを最小限にすることを目指します。従来の「息を止めて強くいきむ」という努責法は、胎児と一緒に子宮や骨盤内の臓器を体外へと押し出す、いわば女性のからだにとって非常に有害なものだとの認識から、諸臓器をきちんと体内にとどめたまま胎児だけを娩出する娩出反射の理解、ペリネを保護する分娩体位の工夫、効果的な怒責法などについて学びます。さらに、ペリネの回復を助けて母親が快適に育児に取り組めるよう、分娩直後から実践可能な産後ケアや具体的なエクササイズについても学んでいきます。産科学的バイオメカニズムを軸に展開されるガスケアプローチは、特定の産み方や思想にとらわれることなく、どんな施設でも実践でき、子宮収縮剤投与・麻酔分娩・会陰切開など医学的介入が不可避な分娩でも導入可能なアプローチです。

腹筋運動研修

医師・理学療法士・助産師を対象としたコースでは、ペリネを保護するという視点に立った腹筋運動を学びます。
一般的に行われている腹筋運動の多くは、本来圧力を加えるべきではないペリネに対して過重な圧力を加えるという不適切な方法での腹筋運動です。こうした過剰な圧力は、ペリネにダメージを与えるだけなく、骨盤内の臓器を体外に押し出す力として作用するため、尿失禁や臓器下垂などの問題を引き起こす弊害があるとガスケ医師は指摘しています。ガスケアプローチに基づいた腹筋運動は、腹直筋を短縮させず、姿勢を整え背骨を十分に伸ばした状態でペリネを同化させた深い腹式呼吸をすることにより、圧力を上に導きペリネに負荷をかけることなく体幹のインナーマッスルを強化します。また、適度なストレッチ効果によって、筋肉本来の持つ筋トーヌスを整え、体幹を安定させることが出来ます。解剖学的にも運動学的にも安全なガスケアプローチの腹筋運動は、若い女性、妊娠中から産後、そして更年期以降も女性の一生を通じてペリネを保護しながらできる運動であり、ペリネに不適切な負荷がかかることで起こるトラブルの予防や改善に寄与するものとして注目されています。また、腹圧を適切にコントロールしながら行うため、男性に多い腰痛や鼠径ヘルニアなどの予防にも効果があります

ペリネ研修

医師、助産師、理学療法士を対象にしたこの研修コースでは、骨盤底筋(ペリネ)の機能解剖学をはじめ、ペリネの診察法や機能的評価法、理学療法的なリハビリの具体例などを資料で提示し、フランスで実施されているペリネ のリハビリテーションの概要を解説していきます。さらに、よりグローバルな姿勢と呼吸からの身体的アプローチであるガスケアプローチを実体験することで、従来の骨盤底筋に限局した方法との違いを理解していきます。
フランスのペリネケアの第一人者であるベルナデット・ド・ガスケ医師は「ペリネの保護は重力や腹圧との戦いである」と述べ、 骨盤底筋に限局した従来のリハビリ法の限界を乗り越えるため、よりグローバルな身体アプローチである「ガスケアプローチ」を発展させてきました。ペリネのリハビリの基礎知識を体系的に学ぶことで、各医療施設の置かれた現状が把握でき、今後のペリネケアの進むべき方向性を考えていく助けとなる研修内容です。

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